9月16日-17日 大阪 心斎橋S.O.Ra
榊いずみさんのツアーにコバンザメ状態で参加。
10人乗りのハイエースで早朝、東京を出る。それぞれの家族も乗り込んでいるので、もはや和製グレートフルデッド状態である。(昔、白井良明さんにまるでデッドみたいだね!って言われて嬉しかった覚えがあるw)
順調に大阪に到着。セッティング、サウンドチェック、バタバタと本番。
僕らはオープニングで4曲演奏させてもらう。昨日から歌っているので、疲れてはいるが、喉は開いている感触。当然、演奏も連日やっている方が良くなる。
そしていずみさんのステージ。本日も、ものすごい歌の牽引力でグイグイと引っ張っていく。強力な推進力のタグボートのよう。僕らも後ろから援護する。
あっという間にライブは終了。明日もここで演奏できることが嬉しい。一期一会。その日にしかない風景が、ライブにはある。ただそれを求めて、僕らも旅をする。
翌日、午前中はビードローズの3人で枚方市へ。10/7に行われる、お菓子の店・オッティラとのW20周年記念ライブの打ち合わせ。
会場となる王仁公園内の”なかなかの森 喫茶室”は、とんでもなく居心地の良い、素敵なカフェだった。ものすごくオシャレなんだけど、全く気取らない店内。コーヒーカップはアーティストの作品。ここでアコースティックライブをやれるんだ、本当に縁に感謝します。チケットはおかげさまでSOLD OUT。
帰りにお菓子の店・オッティラに立ち寄って、ケーキをいただいて帰る。成功のイメージしかないな。ツアーは続く。
心斎橋に戻り、榊いずみライブ2日目。
音もこなれて来て、一体感が増す。いずみさんの声はさっき屋根を突き破ったかと思えば次は空までも優しく包み込んでいく。狭い店内だけど、無限の景色が見えた。
ニューアルバム”SUNSHINE”は、いずみさんの力があったから、素晴らしい作品になった。プロデュースしてもらった、あつこがボーカルをとる「夢の続き」を一緒に演奏。
大阪での2日間。記憶に残るものとなった。本当にありがとうございました!
9月15日(土)
栗もえか(愛来入り)と、カリフォルニアのホテル。
フジテレビ マルチシアター ビードローズ×栗もえか(愛来入り)ジョイントライブ。
いつもギターのレッスンをさせてもらっている、アイドルギターデュオ”栗もえか”と愛来さん。栗もえかの二人は今年の1月から。愛来さんはなんと7月から(!)
もうすでに、たくさんの人たちの前で堂々とアコギを弾き、歌っている。教えている方が追いつけないくらいのスピードである。この3人と一緒にライブをやらせてもらえることになった。
彼女たち、空き時間があるとずーーーーっとギターを練習している。おそらく、昨夜も家で遅くまで練習しているはずだ。ライブに対する姿勢、心構え。ずいぶん歳が離れているけれども、学ぶことは多い。同じステージに上がる以上、同じミュージシャン同士、壁も垣根もない。
幕が開ける。全員で「扉の向こう」を演奏し、栗もえか(愛来入り)セクションへ。今まで演奏して来た曲は彼女たちの余裕が増えたぶん、自由さが増している。
次は我々ビードローズ・セクション。集まってくれた皆さんへ、精一杯の演奏を。
途中、栗もえかと愛来さんが客席の一番後ろで聴いてくれていることに気がつく。何かを受け取ってもらえるように歌う。
アンコールは全員でセッションを。榊いずみさんの「失格」から始まり、(愛来さん、普通に弾けてる…)
同じくいずみさんが作曲した「明日には」。雨宮かのんさんが作詞、僕が作曲した「I want to know」を愛来さんのボーカルで。(これも素晴らしかった)
そして、ビードローズの「カリフォルニアのホテル」を。
アコギ3本が加わると、かなりイーグルスに似た音像に(笑)。
3人のコーラスも素晴らしい。自分たちの曲を、ここまで真剣に練習してくれた人はいません。
そして7月のZeppで披露したLED ZEPPELINの「天国への階段」アゲイン。スタンディングオベーション。
ラストはビートルズの「Sgt.Peppers’s Lonely hearts club band」で終了。
終演後、栗もえか(愛来)のファンの皆さんと話をしたのだけれど、本当にみなさん、音楽が好きな方達なんだなあと実感。
あたたかい心遣い、ありがとうございます。
どんどんバンドに馴染んで良い音を出してくれるサポートベースのChamaくんも、ありがとう。
素晴らしい一日でした。栗もえかのお二人、愛来さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
SET LIST
1.Beautiful Loser
2.半径5M
3.円周率
4.夢の続き
5.ロードソング
6.スパイダー
9月2日(日)
レコ発ワンマンライブの夜が明けて
朝。
9時20分に目覚めて、しまった!と思う。今日はシンガーソングライター流さんのラジオで「Beautiful Loser」がかかる日だったんだった。急いでiPhoneのアプリを起動してFM JAGAを聴く。曲が流れて来る。間に合った。ラジオ初オンエア。ありがとう。やっぱりラジオから聴けるのは格別だ。
昨日のことを忘れないうちに書いておこうと思う。
3年ぶりのニューアルバム”SUNSHINE”の発売日。朝からバタバタと準備を進める。昨夜は最終リハで、ほとんどの機材、荷物の積み込みは済ませてある。それでも、いろんなリストの整理やら何やら、衣装をスーツケースに入れたりとか。忘れ物がないか、チェックしてさあ出発。
コジマ号と合流し、新横浜ベルズに出発(合流するまでに2回道を間違えた。なんだか頭がやっきもっきしているのだ。)
久しぶりのこの景色。サッカースタジアム、そして横浜アリーナが見えて来る。そこから地下に入る。機材を搬入しながらライブハウスに貼られたたくさんのポスターを眺める。実にたくさんのデザイン、種類のポスターが並んでいる。そこで、はたと気がついた。
“ポスター忘れた…….”
もう取りに戻る時間も体力も気力もない。MCで笑い話にするしかないよとメンバー。
今日はサポートベースのChamaくんも一緒。ベースを2本持ってきてくれている。最終リハで色々と話しつつ、きっと曲によって変えようと思ってくれたのだろう。素晴らしい。リハーサルも滞りなく進む。ビードローズは家族経営の八百屋みたいな様相を呈してきたので、(白井良明さんにグレイトフルデッドみたいだね!と言われたことがある)3歳児がライブハウスを駆け回り、0歳児がミルクをねだってギャンギャン言っている。それを色んな人が支えてくれている。ライブハウスのみなさんも、もう慣れたものである。なんだかそういう風景もありがたい。
今日のために用意した物販を並べ、(ポスター忘れた….)さあ本番。
歌いながらいろんなことが頭を去来した。まさにベルズのステージで作ってきた新曲たち。目の前で聴いてくれている人たちに届くかなぁ、届くといいなあ。
いろんな風景を描こうとする。描ける時もあれば、うまくいかない時もある。それでも、放たれた音は掴もうとする前に消えていく。だから記憶に残すのだ。束の間の夢をみる。音楽の良さには儚さも付いて回る。
足を運んでくれてありがとう、最後まで観てくれてありがとう。
アルバムに関わってくれた全ての皆さん、ありがとう。
本当に素晴らしい夜だった。
これ以上うごけないくらいにくたくたに疲れて眠る9月の夜。
レコ発ツアーはまだまだ続く。次のライブは、9月15日(土)フジテレビ・マルチシアターで”栗もえか(愛来入り)”とのジョイントライブ。入場無料。ぜひ応援に来てください。
https://sunshine-bead.jimdofree.com/live-tour/
SETLIST
1.Beautiful Loser
2.半径5M
3.生まれ街を遠く離れて
4.アラスカ
5.円周率
6.Before the Dawn
7.細い月
8.あいにきたよ
9.Turn Right Star Light
10.夢の続き
11.恋とガラクタ
12.一石を投ず
13.青ノ時代
14.ロードソング
15.スパイダー
16.RAINとPAIN
<アンコール>
1.LIFE IS
2.君がいない